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2013年10月30日 (水)

マイナスの感情と上手に向き合おう

親子引き離し問題当事者の集まりに行くと、毎回新しい当事者の方に出会います。
わたしがこの手の集まりに参加するようになって長くなりますが、その間にも酷い経験をし、理不尽な思いをされる方が後を絶たないこと。
各地で陳情や啓発活動が行われ、マスコミでも取り上げられる機会が増えましたが、理不尽に引き裂かれる親子は増え続けています。

離婚や別居で、愛する子どもと引き離されることは、引き離された親にとっては、死刑宣告にも等しいこと。
いえ、本当に命を絶たれた方もおられます。
その一方で、陳情や請願、支援活動に力を注ぐ当事者の方も多数いらっしゃいます。

彼らは何かが違うのでしょうか?

当事者の多くは、信頼していたパートナーからの裏切り、子どもと引き離された悲しみ、引き離された親には救いのない社会、そしてそんな親に対する、世間の目の冷たさなどを経験し、とても傷ついています。
しかし、多くの方はそんな感情を胸に秘め、前向きな態度で問題に向き合っておられます。
それは是非見習いたいものです。
その一方で、いつまでたっても現状を受容できず、ひたすら怒りを表されるだけの方もおられます。
相手が悪い、裁判所が悪い、社会が悪い、日本が悪い。。。。
勿論そういった現実もないことはないのでしょうが、あまりにもそれを強調されると。。。。。
何というか、救われない気持ちになります。

ただ、余りにも理不尽な現状に直面すると、怒りの感情を持つのは当然のことなんですよね。
あと、「なんで自分だけ。。。」とか、「誰も自分のことを助けてくれない」とか、「こんなに子どものことを思いながら今まで大切に育ててきたのに、何故悪者扱いされなきゃいけないの」とか。
誰でも最初から前向きにこの問題に向き合って行くことは難しいことでしょう。

例えばですが、不治の病を宣告されたなど、自分にとってショッキングな出来事に直面したとします。
その場合、次のプロセスたどるんですって。

1・否認
「自分がもうすぐ病気で死ぬなんて、あり得ない」「それは何かの間違いだ」という思い

2・怒り
「何で薬飲んだりしんどい治療受けたりしてるのに治らないの!」「なんで自分がこんなわけのわからない病気になるの!」という思い

3・取引
「これから大好きなケーキ食べるのやめますから、神様どうか私を助けて」という思い

4・抑鬱
「何をやってもダメですか。。。。はあ。」などと無力感に打ちひしがれる思い

5・受容
「運命が変わらないのなら、まだ元気のあるうちに、これからお世話になった皆さんに伝えたいことを伝えよう」という思い

これらのプロセスは大体順番に経験することが多いそうですが、個人によってその時間や順番はそれぞれであり、中には行ったり来たりする場合もあるそうです。

なんだか、否認や怒りの気持ちを充分に表出し、他者から受容してもらうことによって、受容のプロセスへと進んでいける、みたいな話も聞いたことがあります。
苦しみの渦中にある人に「傾聴」が有効であるのは、そのあたりの考え方からのようです。

以上はキューブラ・ロスの「死の受容」の理論を自分なりに理解したものですが、他に正しい解釈などがあるのかもしれません。


話を戻します。
子どもと引き離された親が「辛い」「寂しい」「悲しい」「許せない」「どうしていいかわからない」という気持ちを表出すると、「甘えるな」「子どもは何倍も辛いのだから親はそんなこと言うな」「そんな愚痴愚痴言う親の姿をみたら子どもはどう思うか考えろ」「そうして人のせいにばかりするから、相手も逃げて行ったんだ」と返されることがよくあります。
極めつけは「そうやってネガティブなことばかり言うな。余計不幸を引き寄せるぞ」。
こうして、苦しみを口に出すことすら許されないことって、結構あります。
相手は聞くのが嫌だったのかもしれないし、逆に元気付けようという思いがあったのかもしれませんが。。。。

確かに、「否認」「怒り」「抑鬱」の言葉を聞かされる相手はしんどいかも知れない。
でも、それを誰かに少しでも受け止めてもらえることで、前向きになる力が湧いてくるものかもしれません。
身近に事情を理解してくれる友達や家族などがいればベストですが、こういう立場になると、交友範囲が狭まるなど、孤独になりがちでもあります。
どうでしょう、こういう場合にこそ、カウンセラーや街の占い師さん、飲み屋のお姉さんや行きつけのバーのマスターなどの力を借りるのは。

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